取材協力/JWマリオット・ホテル奈良
梅の花が咲き始め、少しずつ春の暖かさを感じられるようになってきたこの季節。旅行欲が刺激されている方も多いのでは無いでしょうか。
今回は、「フォーブス・トラベルガイド」にてJWシリーズ世界初、そして奈良県初の四つ星を獲得したホテルがあると聞き、早速お伺いさせて頂きました。2023年度、格付けリストへ名を連ねた「JWマリオット・ホテル奈良」の一流のホスピタリティ、空間、お食事、季節のイベントまで、余すことなくお伝えします!
ホテルへのアクセスは、東京駅>>京都駅>>大和西大寺駅の順に乗り継ぎ、その後タクシーで15分程度かけて現地へ向かうルートを使いましたので、東京方面からご移動なさる方は参考にしてみてください。
奈良県というと、日帰りで訪れるイメージが強いかもしれませんが、このレビューを読めばきっとあなたも奈良県へ泊まりたくなるはず。春の旅行先に迷っている方は、ぜひ候補に入れてみてくださいね!
四つ星獲得の「JWマリオット・ホテル奈良」で極上のホテルステイ
エントランスに足を踏み入れると、右手にはレセプションカウンターがあり、左手には、牡鹿の絵画が印象的なラウンジ&バー「フライングスタッグ」があります。
この空間の調度品は、イギリスで名を馳せる建築デザイン会社が、実際に奈良の地へ約2ヶ月ステイして、イマジネーションを膨らませて選んだもの。また、「海外からのお客様にも気兼ねなく楽しんでもらえるように」と椅子の幅がとてもゆったりとしているところも特徴です。
所々にグリーンや水蒸気暖炉などの自然を感じるものが見受けられますが、これらはJWのコンセプトである”自然”を象徴するものとして取り入れられています。ちなみに、JWではサステナブルの観点から「切り花をできるだけ使用しない」という方針があるため、グリーンの中でも盆栽や、鉢植えのままの花を使用するなどの工夫があるんだとか。
こだわりの詰まったラウンジ&バーで楽しめるのは、アフタヌーンティーやナイトタイムのアルコール。季節のいちごを使ったアフタヌーンティーやウェッジウッドとのコラボアフタヌーンティーなど、年間を通して多岐に渡るイベントが催されています。
シルクロードダイニングで心ときめく季節のブッフェ
その昔奈良に都があった頃には、シルクロードを渡って多種多様な交易品が運ばれてきていたそう。こちらのシルクロードダイニングは、西洋と東洋が混ざり合い、独特の賑わいを見せていたであろう市場をイメージして作られており、こちらでもたくさんのイベントが開催されています。
今回の宿泊はちょうどいちごの季節でしたので、『いちごが主役のアフタヌーンブッフェ』を頂きました!
芸術的なお料理の全ては、白山隆浩さん(ペストリーシェフ)と、小林正幸さん(シェフ)が手がけたもの。スイーツはもちろんセイヴォリーでも、いちごのポテンシャルを最大限に発揮させた品々が並んでおり、今まで出会ったことのないいちごの魅力を感じられるひとときでした。
スイーツ、セイヴォリーそれぞれ味わい、特にときめいたメニューはこちら。こちらのイベント開催期間に訪れる予定がある方は参考にしてみてくださいね。
▼スイーツ
・ストロベリーマカロン・・・さっくりと軽い口溶けで、いちごのフレーバーが濃く、しつこくない甘さが魅力的でした。
・イチゴ大福・・・いちごの爽やかな甘みがつぶあんのねっとり感と絶妙にあいます。求肥のなめらかさも印象的。
・フレジェ・・・フランス風のショートケーキは初めて食べました。生クリームではなくカスタードクリームを使うのでかなりインパクトのある甘さですが、後味はしつこくないので、気づけばペロリと食べ切ってしまいました。
▼セイヴォリー
・イチゴと生ハムのピンチョス・・・いちごの甘みの中に、スパイスがきいており、メリハリのきいた味です。
・イチゴの春巻き・・・いちごとあんこの組み合わせ、パリパリの春巻きがよくあっており、食感も楽しい一品。
・ストロベリーピッツァ・・・いちごの甘みが、生地とチーズにマッチしていて、新しいいちごの一面を発見できました。
洗練されたモダンデザインの「デラックスツインルーム」
続いて気になるお部屋をご紹介。JWマリオット・ホテル奈良には158のゲストルームがあります。
今回滞在したお部屋は、36㎡の広さで、ダブルベッドが2つと、独立洗面台、シャワールーム(レインシャワー付き)、タンクレストイレ、クローゼットがありました。
インテリアの中には、金色の鹿の角のオブジェや、一刀彫りの小さな鹿など、象徴的な装飾がありながら、全体はシックでエレガントにまとめられており、心地よく安らげる空間です。
アメニティには、世界的に知られる英国のブランド「Aromatherapy Associates」を採用しています。実際に使用してみて、効能はもちろん、上品で魅力的な香りに感動しました。スパのカウンターにて販売もしているので、気に入った方はぜひご購入してみてください。
ベッドはあえて若干固めのマットレスとなっているのですが、これが想像以上に抜群の寝心地でした。さらにアメニティのピローミストを吹きかけて眠ると、最高の睡眠がとれます。
ワンランク上の寛ぎを求めるなら、「エグゼクティブ・スイート」へ
今回は、特別にスイートルームも案内して頂いたのでご紹介します。
こちらのエグゼクティブ・スイートは約90㎡。緑とオレンジをベースカラーにしており、それぞれ若草山、大文字焼きをイメージしているんだとか。
入り口左手側には4名掛けのダイニングテーブルがあり、お部屋の中央には60インチ以上の大きなテレビに面して、ソファや椅子が並べられています。
インテリアの質感はレザーや木材など様々ですが、総じてナチュラルな色合いのため、落ち着いた空間が演出されています。
寝室は広々とした部屋に大きな窓からやわらかい光が差し込み、爽やかな朝を迎えることができそうです。
「プレジデンシャル・スイート」でモダンラグジュアリーな最高のひとときを実現
一際ラグジュアリーなお部屋は、プレジデンシャル・スイートです。16室あるスイートルームの中で最も広く、その広さ約172㎡。
エグゼクティブ・スイートよりさらに広く、贅沢な空間の使い方に足を踏み入れた瞬間思わず圧倒されてしまいました。なかなかお目にかかれない最高級のスイートルームには、海外からのお客様なども多く泊まられているのだとか。
8名掛けのダイニングの奥にはパントリーも併設されているので、簡単なお料理などをすることも可能です。
インテリアの中で印象的な枯山水モチーフのカーペットや、大和絵風絵画などは、かつての奈良の地をイメージして特別に選ばれたものだそうで、イマジネーションを刺激するようなデザイン思考を感じます。
クローゼットはもちろんウォークインタイプで、中でアイロン掛けなどもできるほど余裕のある広さ。
バスルームは大理石仕様、アメニティにはブルガリを採用しており、どこを切り取っても上品かつラグジュアリーです。
この土地ならではの味が楽しめるルームサービスは絶品
「とことん寛ぎたい!」という方には、お部屋で楽しめるルームサービスもおすすめです。今回は「柿の葉すし」「奥丹羽鶏のロースト」「トリュフとキノコピッツァ」「JWマリオット奈良オリジナルクラフトビール」をオーダー。
どれも美味しいのですが、柿の葉寿司は奈良の五條市のふるさとの味ということで、特に気に入りました。柿の葉の豊潤な香りと、旨味たっぷりのサバ、重石をきかせられた酢飯が、三味一体となって合わさりまさに絶品。お酒にもとても合うので、飲みすぎないように注意してくださいね!
館内にはウェルビーイングな施設や体験プログラムも
滞在中は、毎日ジムへ行っていました。ランニングマシンや、サイクリングマシン、各種トレーニング器具、ストレッチポールなどが揃っており、もちろんウェアやシューズの貸し出しもあります。
スパ「SPA by JW」は天然の木材や石をあしらい、ホテル周辺の寺院の平穏さをイメージしてつくられた空間となっています。
フェイシャル&ボディトリートメントはペアで使えるので、友達同士、カップル、ご夫婦などでも楽しめます。
プールにはサウナ、温水ジェットバス、チェアベッドがあり、子どもから大人までゆったりとした時間を過ごせます。人が多い場合は、受付の時点で現在の使用人数を伝えてくれますので、「入ってみたら大混雑で楽しめなかった…」という心配もありません。
最高の睡眠をとって迎えた翌朝は、ホテル宿泊者に提供されている無料の体験プログラム、「マインドフルモーニングヨガ」を受講しました。時間は朝7:00からと早めですが、絶対に体験してみることをおすすめします。
”マインドフル”とは「今、この瞬間に向き合う」などの意味があり、JWマリオット・ホテル奈良のコンセプトそのものでもあります。今回の体験を通して、身体のゆがみやこりがほぐれると同時に、ゆったりと自分に向き合う良い機会を得られました。
60分間のプログラムのうち、ダイナミックなポーズを行う時間はさほど多く無かったため、ヨガ初心者の友人も無理なく参加できていました。
ヨガプログラムを行うスペースの先には日差しの差し込むテラスが解放されており、「JW GARDEN」と呼ばれる小さな菜園があります。こちらでは、ハーブなどを育てており、館内で提供される食事やドリンクに使用されています。
ヨガを終えてふらっとテラスへ出て朝日を浴びると、一日を最高の気分でスタートできること間違いなし。さらに夏にはビアガーデンが開催されていたりするそうですので、今後も要チェックです。
多国籍の料理を取り揃えた朝食ビュッフェ
ヨガプログラムを終えてテラスを散歩した後は、チェックアウト前の最後の楽しみである朝食を頂くべく、1階のシルクロードダイニングへ。
朝食の提供方式は時期によってセットスタイル、ブッフェスタイルと変わるそうで、この日はブッフェスタイルでのご提供でした。お料理のラインナップは、ヨーロッパからアジアまで、多国籍の料理が豊富に取り揃えられており、中には中華風ハンバーガーのパオなど、普段食べ慣れないお料理も並んでいてワクワクが止まりません!
エッグステーションは無い代わりに、卵料理のみオーダー式。定番のオムレツから、人気のエッグベネディクトなどまで数種類の用意があり、焼き加減などの細かいオーダーにも対応可能。私はスタッフさんの一押しとお聞きして「エッグベネディクト」をチョイスしました。半熟のポーチドエッグにまろやかなオランデーズソースの、絶妙なハーモニーがたまりませんでした。
JWマリオット・ホテル奈良で、極上のひとときを
実は私自身、奈良県を訪れた経験は中学生以来初となります。京都府や大阪府などの近隣府県であればいざ知らず、関東方面の方には、奈良県にこのような洗練されたホテルがあること自体広く浸透していないのでは無いでしょうか。
マリオット・インターナショナルのラグジュアリーブランドの1つ「JWマリオット」の日本初進出ホテルである「JWマリオット・ホテル奈良」では、今後も魅力的なプランやイベントなどが続々と展開されていく予定です。
2025年春には、「JWマリオット・ホテル東京」の開業も見込まれていますので、このホテルブランドへの注目度は今後も益々高まるばかり。ぜひ春の行楽シーズンに、ご褒美旅行として「JWマリオット・ホテル奈良」を選んでみてください。洗練された空間の中で自分自身と対話することで、日常から解放される極上のひとときを味わえるはずです。
【基本情報】※最新情報はホテルへご確認ください
施設名:JWマリオット・ホテル奈良
所在地:〒630-8013 奈良県三条大路1丁目1-1
アクセス:近鉄奈良線 新大宮駅から徒歩で約10分。近鉄奈良京都線 西大寺駅からタクシーで約15分。
【イベント情報】
・「JWマリオットホテル奈良×映画きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ コラボレーション ストロベリーアフタヌーンブッフェ」3月4日(日)より開催
・イギリスを代表する陶磁器ブランド「ウェッジウッド」とコラボした「アフタヌーンティー ウィズ ウェッジウッド」3月1日(水)より開催
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